私たちヒトの身体の水分は、幼児で約75パーセントであるものが、高齢期になると50パーセント近くにまで減少するという。水分をしっかりと含んだブナの樹林では、周囲の空気までも潤いに満ちあふれている。このような情景の中に身を置くことの安堵感はもはや理屈ではない。私たちの生理そのものがそれを喜んでいるのであろう。